2010/11/28
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High Key を復習します。これは上方への トランスポーズを実行する最高キーで、これ よりも高いものが検出されると、パターン全体 が１オクターブ落ちます。 押鍵で検出される コード単位で機能します。16-4）, 16-6)も参照 BassパートのDefautはEbです。（左図） DTMソフトだけ作ったStyleFileだと楽器内の Default Ctab（HighKey=Eb）が自動結合され ることは絶対に忘れないで下さい。 【参考】 HighKey のDefault はEbですが、プリセット スタイルに実際設定されているのは、HighKey=Ab の場合が多い（Bassパート）です。またNTRがRoot Fixedの時にはこのパラメーターは無効です。 |
◆ HighKey をDefaultのEbに戻そう！
Fig.1が16-66〜69）で作ったソースパターン（Cm7）で、High Key をBに設定しました。目的とする発音
はBassルートがE→F#→Bの順で高くなっていたので、B を一番高くすれば良いだろうと考えたのです。
この考え方は誤りではなく、とても実用的な設定法のはずです。
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しかし結果は予定より１oct高いE2から鳴りました。（Fig.2） 【注】 但し（AI）カスタムABCでは、コードチェンジ時に踏んだ最初の音 だけは、PK鍵盤のオクターブが適用され、Bm7の第１音や、１音だけの F#m7はPKに従います。その一方で、Single Finger /Fingered Chordは Fig.2の発音です。 ではHigh Key を順に下げてみます。なおFig.1はスタイル ファイル上に記したノート。Fig.2〜5はこれに対して呼応した STAGEAのPK鍵を（PK左端をC1とし）楽譜化したものです。 （つまりPKボイス発音のフィート設定は関係しません） ●High Key ＝Bb, A, Ab, G, F# にすると、Bm7がこれを超え Bm7押鍵時にドスンと１オクターブ落ちて鳴ります。（Fig.3） ●High Key ＝F, E にすると、さらにコードF#m7も越える為、 F#7押鍵時にも１オクターブ落ちます。（Fig.4） ●High Key ＝Eb, D, C#, C では、さらに加えてEm7も越え、 Em7押鍵時にも１オクターブ低く発音します。（Fig.5） |
想定が狂った根本的な理由は別にあります。
以前説明した様に（中央のドをC3とするヤマハ表記で）BassパターンのC0が、STAGEAのC1になります。
つまりSTAGEAに対してスタイルベースは1oct下ですので、16-66)や16-68）でBassノートを記述する際
に1oct.低く書いてさえいれば、（Fig.2が1oct.落ちて）High Key = B で問題なくFig.5のように鳴ります。
Ctabが設定できない（Default Eb）ならC1から書く ＝ C1から書いたならCtabはDefault Ebに…です。
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