第15章　(AI) カスタムABC　　　　　　　　　　　　　　スタイル入門講座の目次へ戻る　　サイトTOPへ戻る
15-18） その他のカスタムABCの特徴とは
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2008/12/14　(改) 09/08/13
◆PKのC～G鍵の低鍵と高鍵によるベースアカンプの発音制御が可能
　エレクトーンのペダル鍵盤が１．５オクターブが普通になって２０年以上経ちます。
　C～Gの鍵盤が高低それぞれありますが、演奏者がこれを使い分けてベースパターンの発音を制御
できるように改良されました。
PK_High_Low1 ◎ STAGEA[Jazz & Swing] ムービーパンサーMainC
　左手ＬＫはコードＣ（C-G-E）を押さえたままで、
ＰＫを次のように動かしてみましょう。

① １小節目で高いCを踏んだままに
② １小節目で高いC、２小節目で再度踏み直し
③ １小節目で低いC、２小節目で高いCへ踏み変え
④ １小節目で低いC、２小節目で再度踏み直し
⑤ １小節目で低いCを踏んだままに

　Bassアカンプ発音は左図の通りです。 踏み込んだ
瞬間だけが採用され、⑤で踏み続けると、自然に
①の基本形に戻ります。（２小節目は反映しない）

　踏み込んだ瞬間のペダルのＣ～Ｇ鍵のオクターブ
情報をスタイルファイル再生に反映できます。

　LKでコードBを押さえながら、PKでBを踏むと下図青音符のAutoBassが鳴ります。 しかしLKでコードC
OnBassB を押さえながら、PKでBを踏むと、
CM7/Bに判定され赤音符へ修正
されB音に貼り付きます。
【注】B音がオクターブで上下するStyleも
ありますがそれは16-5)で説明します。
これはLKのコード音（CM7）には馴染まないベース従音の発音を避けるためや、オンベースである事を
明確に示すためです。 12-11)ベース固定　や12-26）構成音をダブらせる　も参照ください。

◆カスタムABCには、いわゆる「Ｃ onＣ」はない
　さてフィンガードコード（AIフィンガード）にはC onＣのような特殊なオンコードがありましたが、カスタム
ABCにはありません。 LK=コードC（G-C-E）でPK=Cというのは普通にある押鍵ですので、フィンガード
CustomSand のようにＣ音がダブっているからと、これをC onC と解釈しシングルノートに固定
すると、多くの場面でベース展開パターンの出番がなくなってしまうからです。
LKでサンドイッチ押鍵（C-E-G-C）しながら、PKでCを踏んでもCオンCには成り
ません（左図）。 なお前ページでも書いたとおり、PKでC鍵を１拍づつ踏めば
カスタムABCでも「フィンガードでいう C onC の状況」を作り出すことは可能です。

この他にもEL-900mから導入された、PKのポリモードではAutoBassは鳴らない点に要注意です。

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