2008/09/15 (改) 08/12/07
◆Rootと7th 抜きでも認識できる m7(9) コード
2004年式 STAGEA, CVP-30x, PSR-3000/1500はRoot,7th 抜き 2-b3-5鍵の m7(9) も認識します。
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なお2007年式 CVP-40x、PSR-S900/700では、 この Root, 7th 抜きの m7(9) 判定は廃止されました。 |
◆突然現われる m7(9) たち 【超重要です！】
STAGEAなどスタイル楽器（上位機）は、Jazz-Type chord voicings判定のサポートにより望まぬ場面で
6(9), m7(9), 7(9), 7(13) に判定されることがあります。
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14-10) の最後の表（6th系/7th系 コード判定表）でもCM7やCmM7の省略 形にAm7(9)が現われるように、思わぬ場面に登場します。予期せぬ発音に 違和感を覚えることもありますので、押鍵ルールに慣れておきましょう。 |
では今回もカスタムABCではなく、フィンガード・コード（AIフィンガード）で試してみます。
LK消音、LK/PKメモリーON、アカンプ全開にします。
◎白い恋人たち（曲：F.Lai 演奏：フランシス・レイ） 参考URL：Google検索結果
STAGEA[Waltz] ジェントルワルツ Main D, T=98 （CVP/PSRでは[Ballroom] にあります）
◎枯葉 （曲：J.Kosma & J.Mercer） 参考URL：Google検索結果
STAGEA[ Swing & Jazz ] スローフォックス Main D, T=80 （CVP/PSRでは[Ballroom] にあります）
青鍵を省略して弾きましょう。 【参考】 上図の黄はフル押鍵、ピンク系２色は２ノートフィンガリングを示します
Ｆ鍵を固定したままのDm7（b7-1-b3）→G7（1-b7）は、２ノートフィンガリングによるスタイル演奏では
手に馴染んだ非常にポピュラーな弾き方です。本家ヤマハが示した２ノートフィンガリングの演奏例でも
例示されましたので、おそらく世界中のスタイル利用者が使っているでしょう。
もし３小節目を（この手癖で）CM7（7-1-3）→FM7（1-7）と弾くと 7-1-3はAm7(9)の2-b3-5になります。
これがJazz-Type chord voicings判定です。【注】 このRoot, 7th抜きの m7(9) 判定は2007年式では廃止
m7(b5)は直感的にどの音も省略できないなと想像しますが、M7thだと（スタイル演奏では左手ボイスを
消音する事が多く、ボイシングへの配慮をしないことや）５度音なら省略可能だろうとの思い込みもあり、
ついこのように弾くことがあります。
ではG-B-C-E（CM7） とB-C-E（Am7(9)）で上記８小節を弾き比べてみてください。 少々違和感を
感じませんか？ 多くのコードは５度が省略可能ですが、例外だけは覚えた方が良いと思います。
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