2008/09/14 (改) 08/12/07
エレクトーンにはペダル鍵盤がありますので、RootはPKに任せてしまい、LKから省くことができます。
でもシングル・キーボードのRoot抜き演奏で、コード検出に対応するのは無理がありますね。
この課題に輸出用Workstation PSR-9000や9000PRO が挑戦しました。
一部のテンションコードに限定されますが、Rootと５度を省略しても判別可能になったのです。
これは新フィンガリングモードとして新設されたのではなく「アドバンスド・フィンガード」（現ＡＩフィンガード）
と、「フルキーボード」の中に判定規則の一部として埋め込まれました。（2001年）
『●Advanced Fingered
This Mode is ideal for jazz-type chord voicings which omit the root and/or 5th. 』
（2001年 PSR-9000 v3 および 9000PRO v2 のバージョンアップ取扱説明書P10 より引用）
また同年から2003年までに国内でも発売された、コンテンポラリー・ピアノPF-1000, クラビCVP-20x,
ポータPSR-2100,1100,2000,1000 の「AIフィンガード」と「フルキーボード」にも埋め込まれました。
下表に示す 6add9, m7(9), 7(9), 7(13) の４コードに適用されます。（CVP-206取説P67より引用）
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そして04年式（STAGEA,CVP-30x,PSR-3000/1500） にも引き継がれました。 但しSTAGEAには 6 add9のこの形は含まれません。 【注1】ルートや5度を加えても認識するのはもちろんです。 【注2】2007年式 CVP-40x, PSR-S900,700 については、まだ調査中ですが、どうやら実装されているようです。 |
ではカスタムABCの話題から少し離れて、STAGEAのフィンガード・コード（AI Fingered）使って、
この Jazz-Type chord voicings 判定を試しましょう。（LK消音, LK/PKメモリーON, アカンプ全開）
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左手に Rootが含まれ ないのに Bass Rootが D→ G→ E→ A へ 変化するのを確認して ください。 |
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