第15章　(AI) カスタムABC　　　　　　　　　　　　　　スタイル入門講座の目次へ戻る　　サイトTOPへ戻る
15-22） エレクトーンコード表の研究（1）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2008/09/22　(改) 08/12/22
　14-18） あの素晴らしい愛をもう一度のイントロ部を使って、前ページの解説を実験してみます。
ところでスタイルファイルの各チャンネルには、MSB,LSB,PCを使ってスタイル制作者が意図した楽器が
指定されています。しかしSTAGEAではBassチャンネルはPK音源に接続されており、操作パネル上で
今選らばれている楽器が鳴るため、必ずしもスタイル作者のイメージが再現されるとは限りません。
ちなみにFinger Pickinのスタイルファイル内で指定されているBassは「Cool ! フィンガーベース」です。

◎ レジストレーションメニューで弾く STAGEA mini　の場合
　使用するC, Csus4, G7sus4, G7 の４コードの鍵盤図 【引用】 P78-79 エレクトーンコードダイヤグラムより
Kenban5a まずフィンガードで
弾いてみましょう。
　Csus4 とG7sus4がたまたま同形です。 Csus4は転回形ですので、これはG7sus4に判定されます。
G7sus4 は５度省略（1-4-b7）ですが、基本形なのでSTAGEAでは無事 G7sus4ですね。
【参考】 今回はたまたま1-4-b7で書かれたG7sus4でしたが、4-6-b7で書かれたE7sus4なら最低鍵でルートを補充しな
ければなりませんし、またb7-1-4で書かれたC7sus4などでは５度加えてフル押鍵の転回形にする必要があります。

　LKボイス消音、LK/PKメモリーON、アカンプ全開で弾いてみましょう。
2note_82a
Point01a 　結局アカンプは C, G7sus4 | C, G7sus4 | C, G7sus4 | G7sus4 | G7 | です。
フィンガードやABCオフを利用するなら、「sus4 は基本形のみ」という判定
規則に従い、Csus4（C-F-G）と押鍵すれば解決します。
前回も書きましたが、これは曲集ですから素のエレクトーン演奏を前提にした最適なコードボイシングの
ＬＫ押鍵形を記しているようです。 もし自動伴奏を使うならユーザー自身が押鍵規則に配慮しましょう。

Kenban3 では今度はカスタム
ABCで試しましょう。
2note_83
この書に記載の鍵盤図ではCsus4 のLK押鍵は転回形ですが、PKでルートを踏むので、これは基本形
として扱われるため、先ほどの問題が解消しましたね。
【参考】 LKが1-4-b7, 4-6-b7, b7-1-4で書かれている7sus4は、カスタムABCでルートを踏めば解決しますが、Db7sus4
は4-5-1としており、7thが含まれませんのでカスタムABCでルートを踏んでも、当然ながら判定はsus4です。

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