2004/05/17
ステージアのユーザースタイル（User 1 など）は、EL-900のユーザーリズム（U1A など）とは、
その思想が異なることが分かりました。
ユーザーリズム（U1A など）はシーケンスの構成部品でしかなく、リズムパターンがすべてでした。
一方ユーザースタイル（User 1 など）はセクションという簡易・即興シーケンス的な機能を持ち、
（パターンデータももちろん大切ですが） 曲のどの部分をフィルにしたり、ブレークとして切り出したり、
またメインを何系統で構成させるのが聴き栄えと演奏しやすさが両立するか、などなど
セクションの遷移仕様を加味しつつ検討し、使い勝手の良い総合データとして練り上げたものです。
ステージアには３２２スタイルが収納出来ます。このうち２７４スタイルが工場出荷プリセットスタイル
として実装済みで、残り４８スタイルのメモリー空間（注：サイズ制限あり）はユーザに開放されています。
ここへあなた自身があみ出した、新しいスタイル「タンゴ３」、「マンボ３」、「ビッグバンド８」などを
追加していくことが出来ます。電源を切っても初期化しない限り、追加スタイルは本体に残ります。
ただ残念なのは、User 1 などに Tango 3 などと名前を付けられないために、どの User に保存したのか自分でも
分からなくなってしまうことや、うっかり上書きしてしまうことがあります。バージョンアップを期待したいですね。
EL-900時代のユーザリズム（U1A など）は、けしてそれが「マンボ３」になるものではありませんでした。
これもＥＬ時代の「リズム」と、ＥＬＳ時代の「スタイル」の大きな違いと言えるでしょう。
スタイル入門講座の目次へ戻る サイトTOPへ戻る ＜手前のページへ 次のページへ＞
Copyright(c) 2004 Rubato