第11章　スタイルコントロールとリアルタイム演奏　スタイル入門講座の目次へ戻る　　サイトTOPへ戻る
11-50） オートフィルON/OFF設定の一時的反転
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2005/11/15　(改) 05/11/26
『メインボタンを切り換えるときに、すばやく２回ボタンを押すと、オートフィルを経由せずに次のメイン
パターンへ切り替わります。』　（クラビノーバ CVP-109/107/105 取扱説明書 P78 より引用）

ダブル押し操作により、オートフィルのON/OFF設定を一時的に反転させた使い方が可能になります。
特にSTAGEAの場合は、（クラビやポータトーンのようにスタイルコントロールには配置されておらず）
Auto Fill 設定を液晶画面に呼び出すソフトウェア・ボタンで瞬時の変更には不向きです。 この機能は
リアルタイム演奏中の臨機応変な、Auto Fill 設定の一時的反転テクニックとして重宝します。

◆ダブル押しで（オートフィルONなのに）フィルインをオミットする
AutoFill=ONでは、隣のメインを押すとフィルインが自動的に挿入され
ますが、ダブル押し操作によりこれをオミットすることができます。
フィルイン解除機能により、自動挿入されたフィルインを中断させる時のことを思い出してみましょう。
左図のように、フィルBの解除までの時間をどんどん短くしていくと、
究極的には１拍目でのダブル押しになります。
その結果、フィルインBは一瞬で解除されてしまい、まるでフィルインB
無しで メインA→メインB と遷移したかのように動作します。
このように１拍目でのダブル押しでAutoFill=ONでも、フィルイン自動挿入のオミットが可能です。

◆ダブル押しで（オートフィルOFFなのに）フィルインを強制挿入する
AutoFill=OFFでは、隣のメインを押すと、直ちにそのメインが挿入さ
れますが、ダブル押し操作によりフィルを挿入することができます。
AutoFill=OFFでは再生中のメインをもう一度押すと、フィルが挿入されるますが、これの応用です。
左図のようにメインBを再度押して、フィルBを呼び出すまでの時間を
短くしていくと、詰まるところ最後は１拍目でのダブル押しです。
一瞬のメインBで中断し、すぐにフィルインBが始まるため、
メインA→フィルB（→メインB） と遷移したかの動作になります。
１拍目でのダブル押しでAutoFill=OFFでも、隣Main遷移時にフィルインの挿入が可能です。

【参考】ダブル押しのタイミングについて
■ 押すタイミングが速すぎると期待した動作になりませんので要注意です。
前小節の予約区間内でダブル押しすると、一つ目の押下（予約分）だけがセット
され、２つ目の押下（解除分）は無効となります。
■ ダブル押しが受理されるのは次の２つのケースです。
前小節の予約区間で１つ目を押下（予約分）し、次小節でその予約が実行された
直後に、２つ目を押下（解除分）するのは有効ですが、頭が少々途切れます。
１拍目に入った時点でダブル押しを実行する場合は、もちろん有効ですが、
頭のパターンの発音が途切れます。

スタイル入門講座の目次へ戻る　　　　サイトTOPへ戻る　　　＜手前のページへ　　　次のページへ＞
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Copyright(c) 2005 Rubato