11-33）メインでのセクション予約（他のメインを押す）

第11章　スタイルコントロールとリアルタイム演奏　スタイル入門講座の目次へ戻る　　サイトTOPへ戻る

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2005/10/09
今度はオートフィル＝OFFでメインＡ再生中に、隣のメインＢを押すとどうなるでしょうか？
フィルインパターンは一切関与せず、単純に Main X → Main Y という動作になります。
メインが即時差し換わるか、予約で次小節から差し換わるかだけを考えれば良いので簡単です。

ただしスタイル楽器の種類により予約可能区間が異なる点には注意してください。
（この実験は必ずオートフィルをＯＦＦにしてください。）

◆ メイン再生中に、セクション予約区間で他のメインを押した場合

クラビノーバCVPとポータトーンPSRは２拍目を超えた位置
エレクトーンSTAGEAでは最後の８分音符を越えた位置
から小節終端までが予約可能区間となります。

予約可能区間で押下すると、メインＢがチカチカしますが、フィルインＢは挿入されません。
そして予約された動作（Main B）は次の小節の頭から実行されます。

このチカチカは「次はメインＢ」という意味です。メインがチカチカしてもフィルインとは限りません。
CVPやPSRは予約可能区間が長いので、このフィルインを伴わないチカチカを体験し易いのですが、
STAGEAは予約可能区間が短いので、ぜひ一度Ｔ＝４０にスローダウンさせて実習してみて下さい。

◆ メイン再生中に、非予約区間で他のメインを押した場合

クラビノーバCVPとポータトーンPSRは２拍目までの位置、
エレクトーンSTAGEAでは最後の８分音符までの位置が
予約できない区間です。

もしオートフィル＝OFFでこの非予約区間で押すと、即時メインBへ差し換わります。

同じSFF対応の電子楽器ですが、クラビノーバCVPやポータトーンPSRと、ステージアELSとでは
予約区間が異なるため、パターンの「表裏」を考慮した押下タイミングに違いが生じます。
特に両方の楽器（CVPとELS または PSRとELS）をお持ちの方は注意が必要です。

またさらにSTAGEAでは前ページの「同じメインを押す場合」と、この「他のメインを押す場合」では
パターンの流れが異なる場合がありますので、次ページでそれを説明します。

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