2005/07/02 (改) 05/08/30
（スタイルボタンがON、またはSTAGEAではABC=OFF以外の場合）シンクロストップ待機状態ならコード鍵域
から手が離れると、直ちにスタイルが停止します。 ちょっと使いこなすのが難しい機能ですが、海外の
ＰＳＲユーザー達はこれをさらりと、リアルタイム演奏の中に取り込んでいますのでご紹介します。
コードSTART（シンクロストップ待機つき）の動きを振り返ってみましょう。
| １ | ２ | ３ | ||
| アカンプ鍵域から 離鍵と同時に再生停止 |
→ | 再生位置のポインタを 先頭へ、リワインド（巻き戻す） |
→ | 次の押鍵に備えて シンクロスタート待機に |
STAGEAのポップス・カテゴリーの [８ビート ライト 1]のメインA で実験してみましょう。
これはELから移植されたスタイルで、ELでは[８ビート１]のTYPE1です。ELユーザーの方もよろしければお試し下さい。
| 項目 | オートフィル機能 | ＡＢＣ | LKメモリー | ＬＫボイス |
| 設定値 | ＯＦＦ | カスタム | OFF | 音量０ |
シンクロスタートボタンを点灯させて、LKで非常に短く、歯切れ良く、繰り返し打鍵してみましょう。
[８ビート ライト１]のメインＡ・第１小節の第１拍から２拍目は下表のようなデータです。
１拍目だけを打鍵すると、１拍目の音（Kick Tight とHi-Hat Closed）で自由にリズムが作れます。 完全
にスタートさせると楽器に速度を合わせるしかありませんが、ささやかな抵抗を味わってみましょう。
| ch | ポジション→ | 1.1.000 | 1.1.240 | 1.2.000 | 1.2.240 | |
| 10 | キックタイト | ◆ | ◆ | |||
| キックスネア | ◆ | |||||
| ハイハットクローズド | ◆ | ◆ | ◆ | ◆ | ||
| 11 | ベース（PK Voice） | ◆ | ◆ | |||
| 12 | Live！スチールギター | ◆ | ◆ |  |
||
| 押鍵 |  |
メインＡの出だしをイントロ風に演出する小技として、トン・・・・トン・・・トン･･トン・トン、と１拍目のみを
リワインドさせて徐々にテンポアップで押鍵し、最後にしっかり押込みスタートさせてみましょう。
◆ 連打でスタート
あるいはメインＡをダダダダダダダッと連打・リワインドさせた後、ストンと押込んでスタートさせるなど、
PSRユーザー達はその場の気分で「お茶漬け」を工夫して楽しんでいるようです。
しかしこのスタートが似合わないものも多いので、日頃からプリセットスタイルを探検しておきましょう。
なお正式スタート後は離鍵前に手際良くシンクロストップを解除（STAGEAではSTARTを点灯させる）
するか、ＬＫメモリーをＯＮにする必要があります。
 |
【参考】 確かにシンクロ・ストップはやや扱いにくい面がありますが、クラビCVPやポータトーンPSRには 設定した音符より長い押鍵の時にはシンクロ・ストップを無効にする「シンクロ・ストップ・ウインドウ」機能 があります。 CVP-309/307取説P69 CVP-305/303取説P67 PSR-3000/1500取説P106 |
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