2009/12/01
スタイル再生のリアルタイムな修正手段として、カスタムABCのPK鍵の音高が強制割り込みするのは
エレクトーンならではの、とても優れた機能です。
でも普段から当たり前の様に使っていると、その優秀さに気が付かないかもしれません。 ここで改めて
ＡＩフィンガード（STAGEAで言うところのフィンガードコード）と比較し、いかに便利なのかを再確認します。
解説が続きましたので、ちょっと弾いてみましょう。 ＡＩフィンガードのLK消音・アカンプ全開にします。
◎ スーパースター （作曲：L.Russell & B.Bramlett 歌：ザ・カーペンターズ）参考URL:Google検索結果
STAGEA スタイル[Ballad] カーペンターズ ポップ Main B,C,D, T=82
ゆっくりした曲で左手の空き時間もたっぷり取れますので、リアルタイム演奏の入門用に最適です。
オートフィルをオンにして、リアルタイムでお試しください。
● 第８小節の３拍目でMain B を押し、Ｆｉｌｌ B を割り込ませます。（Main B に戻る）
● 第16小節の３拍目でMain D を押し、Fill D を割り込ませてから、サビのMain D へ遷移させます。
● 第22小節の３拍目でMain B を押し、Fill B を割り込ませてから、Main B へ遷移させます。
● 第23小節の３拍目でMain A を押し、Fill A を割り込ませてから、Main A へ遷移させます。
ベース発音に着目してください。 １小節目から E→D→C→B→A と落ちて行って欲しいところですが、
Ｅが1オクターブ低くく、Dへ跳ね上がります。Bassパートの ノート・ロー・リミット＝E0 によるものです。
スタイルは弾きたいと思った曲をその場ですぐにセットし、リアルタイムに制御して楽しむものですから、
この程度のことは気にせず弾くのが一般的です。でも気になるならば（ポータやクラビのユーザーだと）
スタイルクリエーターで、Bassパートを ノート・ロー・リミット＝F0 へ引き上げるでしょう。
◆ カスタムABCなら リアルタイム修正が 無意識に実現
ではSTAGEAのカスタムABCで弾いてみます。 LKでコードを押さえ、PKを以下のように踏みます。
【PK押鍵】ノート・ロー・リミット＝E0のままでも高いE鍵を踏めば、この音高が強制的に割り込みます。さらに最後
の24小節目では、低いC鍵の音高を反映させてみました。 これはPSRやCVPではオクターブを超える
音域のパターンに書き換えない限り不可能な、ステージアだけの便利なリアルタイム修正機能です。
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