2008/12/27
カスタムABCの概要を説明してきました。 ここからはSFFスタイルファイルフォーマットに準拠した、
STAGEAの「新しいカスタムABC」について解説したいと思います。
PSR/CVPではAI機能がある「フィンガード」「フルキーボード」を、「AIフィンガード」「AIフルキーボード」
と呼び分けていますので、本講座でもAI機能が付いたSTAGEAのカスタムABCを「（ＡＩ）カスタムABC」
と呼び、ＥＬ型までの旧カスタムABCと混同しないようにすることにさせて頂きます。
◆ （ＡＩ）カスタムABCのLK,PK合算にはAI規則が適用される
前ページで書いたように、カスタムABCはPK+LK合算コード判定ですので、各コードのルートをPKに
任せて、LKはルート抜きのC（G-E）、Csus4（G-F）、G7sus4（C-F）、G7（B-F）でもＯＫでした。（下図）
さらに（AI）カスタムABCでは、第14章で紹介した２ノートフィンガリングの２鍵を、PKとLKで１鍵づつ
分担しあい、コードCはPK=C, LK=Ｅ、コードG7ならPK=G, LK=F とすることも可能になりました。（下図）
STAGEAの（AI）カスタムABCではPKでルートを踏みつつ、LKにて長３, 短３, 長７, 短７を押さえると
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Major, minor, M7th, 7th に 判定されます。 新種のシングルフィンガー ともいえるでしょう。なおm7th は短７,短３の２鍵必要です。 AIフィンガード（STAGEAでは フィンガードコードと呼称）だと 1-b7はC7で、 b7-1はC/Bb になるため、３または５度を 加えて転回形のC7だと判定 させる必要がありましたが、 （AI）カスタムABCでは、PKが ルートなら、LKはb7鍵だけで 済ます事が可能です。 同じくAIフィンガードでは 1-7がCM7で、7-1がCM7/B でしたが、（AI）カスタムABC なら PK=C, LK=B でCM7に 判定されます。 |
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