第6章 ステージア で考える [ Style Effect ]  スタイル入門講座の目次へ戻る  サイトTOPへ戻る

6-3) エフェクトのXG仕様(3)
                                              2004/08/08 (改) 04/11/14
 SFFから脱線しますが、「センドレベル」「Dry/Wet バランス」を混同しないよう、補足しておきます。
システム型のエフェクター(DSP)では、エフェクターと並列にドライ(生音)ラインを構成し、センドレベル
の比率を調節します(下図左)。 インサーション型で配置されるエフェクター(DSP)は音ラインに直列に
割込むためエフェクター内部にドライラインが構成され、「ドライ/ウエット バランス」というパラメータで、
生音(DRY)とエフェクト音(WET)の配合量を決めます。(下図右)
 以下リバーブ系エフェクターのブロックダイアグラムを示します。 その違いをご確認ください。
        DWbalance1
「Dry/Wet バランス」は、インサーション型エフェクター特有の第10番パラメータです。
Dry63で生音100%。 逆にWet63ではエフェクト音100%。 Dry=Wetにすると半々混ざります。
PrNo. SYS INS Parameter Hall, Room, Stage, Plate WhiteRoom,Tunnel,Canyon,Basement
1 Revervb Time 0.3 〜 30.0 sec 0.3 〜 30.0 sec
2 Diffusion 0 〜 10 0 〜 10
3 Initial Delay 0.1 〜 99.3ms 0.1 〜 99.3ms
4 HPF Cutoff True 〜 8.0KHz True 〜 8.0KHz
5 LPF Cutoff 1.0KHz 〜 True 1.0KHz 〜 True
6 Width 0.5 〜 10.2m
7 Height 0.5 〜 10.2m
8 Depth 0.5 〜 10.2m
9 Wall Vary 0 〜 30
10 - Dry/Wet Balance D63>W 〜 D=W 〜 D<W63 D63>W 〜 D=W 〜 D<W63
11 Rev Delay 0.1 〜 99.3ms 0.1 〜 99.3ms
12 Density 0 〜 4 0 〜 4
13 Er/Rev Balance E63>R 〜 E=R 〜 E<R63 E63>R 〜 E=R 〜 E<R63
14 High Damp 0.1 〜 1.0 0.1 〜 1.0
15 Feedback Level -63 〜 +63 -63 〜 +63
16 - - -
1)ReverbTime:リバーブの長さ    2)Diffusion:拡がり感を制御    3)Initial Delay:初期反射音までのDelayTime
4)HPF Cutoff:これ以下をカット   5)LPF Cutoff:これ以上をカット  6)Width:模擬する部屋の幅
7)Height:
模擬する部屋の高さ    8)Depth:模擬する部屋の奥行き 9)Wall Vary:模擬する部屋の壁の状態(大→
乱反射)
 10)Dry/Wet Balance:DryとEffect音のバランス 11)Rev Delay:初期反射音からReverb音までDelayTime
12)Density:反射音の密度(大→きめ細やか)     13)Er/Rev Balance:初期反射音とReverb音のレベルバランス
14)High Damp:高域の減衰調整(小→高域が速く減衰)   15)Feedback Level:イニシャルDelayのフィードバック量

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